『俺の話は長い』第4話（其の七：アイスと夜の散歩、其の八：バーニャカウダと犬の散歩）を視聴了。
いつも前編は｢え？もう終わり？｣というほどあっという間。すぱっと画面は切れるけど、残る余韻がいい。
後編は、味わい深いメロディーの関ジャニ∞｢友よ｣が流れてくるから、そろそろか···と心の準備が出来る。
今週もあっという間の二本立て。
【其の七：アイスと夜の散歩】
アイスの件、生田斗真さんの満が謝らないの無いわ～と思いつつ、その前に私も西村まさ彦さんの牧本を疑ったし、原田美枝子さんの房枝と牧本の感じが嫌だわ（ハマカーン浜谷さんの諸角よ、房枝は誰にでも優しいって牧本に解らせてほしい）と思ってたから、謝らない満はもう回収できた。
結果、清原果耶さんの春海と安田顕さんの光司が一緒にアイスを買いに行くことになり、春海の｢あいつも淋しいやつだからさ｣のくだりから深い話になるので。
｢春海が不利益を被るといけないと思って｣と言われたときの春海の表情を見て、光司をそれほど嫌ってないんだなと。水沢林太郎さんの陸は、母親の再婚相手をあんまりよく思っていない風だったから。
それで、あいつも、の【も】は結局誰を指して言ったのかな。私は春海本人だと思ったけど、春海のはぐらかしからくる可能性の提示に、もしかして皆なの？と考えを改めた。
にやにや顔でアイスを食べる安田さん、もう光司じゃなくて安田さんにしか見えず。いい人過ぎて優柔不断で薄気味悪い光司じゃなくて、・・・な安田さんだった。あの時の佇まいは確かに満の言う通り。
光司が会社の後輩に嫌みを言われた日にベランダで一人食べる高級アイスと、春海との会話のあとに食べているソフトクリームのシーン、実は対比だったのかと。二度目の視聴で気づいた次第。
光司と陸のシーン、もう少し観たかったなぁ。相変わらず不思議すぎる陸。
【 其の八：バーニャカウダと犬の散歩】
Barクラッチでのシーンがとても良かった。
杉野遥亮さんの駒野の台詞とその間が相変わらずいい。
頼りない光司に的確なことを言ったり、満に暇かと訊ねるところ。駒野と本多力さんの薗田とのシーンはありがちなパターンだけど、やっぱり面白い。
台詞もだけど、芝居において“間”って重要だと改めて。
常連客を大事にするお店って、いいじゃないですか。
ゲスト出演の間宮祥太朗さん。
実は演じていらっしゃるのをがっつり観るのは今回が初めてで。
なんていうか、容姿と役のギャップがありすぎ・・・最近は美形の方に跳んだ役をさせるのが流行っているんだろうか。
それとも、間宮さんっていつもこんな役なの？もっとキラキラした役ばかり演じていらっしゃるのかと思ってた。
かっこいい生田斗真さんが満を演じているのは最初から違和感なく観られていたんだけど、間宮さんの渡利にはついていけず・・・もう私はこの先なにを観ても、間宮さん＝渡利って浮かぶわ。
根はいい子なんだろうけどね渡利、どうもあのテンションが苦手。満の分析が全てかなと。
やっぱり満っていいわ～。嫌いじゃない。
高校の志望校について、小池栄子さんの綾子に春海が満のことを引き合いに出すシーン。
子供には分かんないかもしれないけどね。
確かにいい高校・大学出たからってその後の人生が順風満帆になるわけではない。
でも、綾子が言うように、努力して勉強していい学校に行けば、その先の可能性のひろがりは大きいんだよ春海ちゃん。
学校がすべてじゃないけど、そういえるのはよっぽどの才能を持ったほんの一握りの人かなと思う。
現に、満は賢いからさ、あんな風に渡利に話しても説得力あるじゃない？いい学校で、いい環境や人を見てきたからじゃないかなぁと。
自分に強い意思がない限り、とりあえず綾子の意見に流されてみるのもありだと思うよ。
制服が可愛いとか校舎がきれいとかエアコンがついてるとか、そんなことで学校を選んでほしくないわ。
もっとちゃんと学校研究して、やりたいことを早めに見つけて、大学進学のことも視野にいれて高校を選んでほしい。
学校建学の精神って、制服や校舎といった見た目よりずっと大事なんだから。
・・・と母親目線で熱く観てしまったシーン。
でも、春海が綾子にその高校を選んだ理由を話すとき、ちょっと嘘っぽかったから、本当の理由は別にあるのかな？
【次回予告】
何ですかあれは。
年上女子と恋が始まるっていうテロップ。
満も恋愛なの？牧本のこと言えないじゃないか。
しかもその年上女子、Barクラッチのオーナー・明日香は倉科カナさんが演じていらっしゃる。
満より年上に見えない。
童顔美人で年上とか！
しかも、駒野くんを海星呼び。
予告だけ観ると、満より明日香のほうがめんどくさそう。
その二人が恋愛関係・・・楽しみにしておく。
あんまり生々しいのは観ているこっちがつらいので、綾子と光司みたいな関係を希望だけど、恋愛始めはキラキラがつきものだよねぇ。
これまでのめんどくさい満が消えたら淋しくなりそう。
春海に嘘をつかれた綾子を慰める満は、恋愛に侵されて毒が薄くなっているような？気のせいだといいけど。
第４話視聴後、改めて思ったこと
生田さん、主演なのに出過ぎてない印象があるなと。
満の細かい台詞、舌を噛みそうだなと思う間もなく、めんどくさい満そのもので、つい生田さんが演じているのを忘れてしまう。
岸辺家、秋葉家、Barクラッチの駒野さんと小雪ちゃん、軽食喫茶ポラリスの常連客たち、それぞれの日常を少し離れたところで見させてもらっているつもりが、いろんな人に感情移入して観ている私がいる。
向田邦子さんが描く家族の物語とはまた違うんだけど、遠からずなところもあるのかな。
私が向田作品を好きだから、ついつい比較してしまうのかな。
子供と一緒に見たいけど、まだ早いかどうかは満の恋愛模様次第だわ。
公式YouTubeではメイキングやNG集もあがっているようだけど、まだ気分的に観られない。
全話終了後のお楽しみにしておく。
そして、第5話も楽しみにしている。
