anywaytrip diary

さまざまの、まとまりのない感想

2019年11月5日放送『プロフェッショナル 仕事の流儀』file:412を視聴

 

リアルタイムでは観られず。翌日観ようかとも思ったけど待ちきれず、日付が変わる前に視聴開始。観終えると日付を越えていた。

相変わらずうまく言葉にまとめられないけれど。恵まれた環境だけではなかったんだな。予想を越える方向から心にぐっと突き刺さった番組。感想を残しておくことにする。

 

予告編を観て、渡辺さんはとてもチャーミングな方なんだろうなと思っていて。実際に番組を拝見して、そのチャーミングさに押しの強くない熱量が加算されたイメージに。

何度でも繰り返し観たくなる。
お話しされる言葉や行動や想いはもちろん思い出すことができるけれど、渡辺万由美さんのあの声のトーンで、饒舌でなくお話しされる感じがなんとも心地よく。柔らかい雰囲気の方なのに、きっと芯は強いのかなと思わせる。ご自身でおっしゃっていた、人好きな人見知り、という言葉がぴったりだなという印象を受けた。

 

はじめは別の仕事をされていて、知人から木村佳乃さんを紹介されたのがきっかけとなって今の芸能プロダクションを設立。
デビュー作から主演に大抜擢される佳乃さんもすごいけど、じゃあ事務所作らなきゃ!と動ける渡辺さんもすごい。
この人のためなら動ける、という思いの強さ。佳乃さんの才能に惚れ込んだからこその行動力。人が好きじゃないと出来ないだろうと思う。

 

オーディションを受けに来ていた高校生の話から、芝居がうまくて努力することができない人と、芝居はそんなにだけど努力し続けることができる人だと、後者のほうが全然いい的なお話。私が最近知った俳優さんは、努力し続けて芝居もとてもお上手になられて。息の長い俳優さんとして今後もご活躍されるのを応援したいと思っているところ。オーディションに合格された高校生の彼の今後も楽しみ。


「芸能活動をするということは渦のなかに身を置いているということ、だからこそ平常心に戻ったり、何より愛情を持って、あなたのことをすごく認めていますということを無条件で受け取れたり感じられる実家のように戻れる場所としてありたい」

とも言われていて、嗚呼そうかと。どんな仕事だってそうだけど、やっぱり芸能界って一般人の想像を遥かに越えて大変なんだろうなと。
その業界で会社を経営しつつ、渦といってしまえるところ。潔い。
そしてそんなふうに所属アーティストさん方のことを考えていらっしゃることを尊敬する。一般企業でもなかなかそういった会社ばかりではないから。


映画会社幹部の食事会シーンで思ったこと。
演技はずっと前から上手くて、知っている人は知っていた。でも、商業的に主導権を持つ人たちに知られたのは最近だった様子。それは会社として所属アーティストさんの個性を潰さないようにするための戦略をとってきたから?アーティストさんご自身が相手の望み通りの商業ベースに色を変えられるほど器用な人ではなかったから?今まで色んな経験・思いをされたことで人間性や演技に深みが出ているなら人生に無駄なことはなかったってこと。その渦中にいるときは、何でこんな思いをしなくては···と思ってばかりかもしれないけど。腐って切り捨てない、そのメンタルの強さたるや。今後も目が離せない。


桃栗三年柿八年。
人には育つのに必要な年月が人それぞれ・・・わかってはいるけど、わかってはいるつもりだけども、実際は心の底から理解するのはとても難しい。人はそれぞれ持っている個性は違っていて、良いところを伸ばせばいい磨けばいいというのもわかっているつもり。でも実際のところ、待つのって大変だ。渡辺さんはそれを大変とは思わず、ご自身の人を見る目と相手の個性を受け入れる準備が整っている人なんだなぁ。だから、待てるんだなと。慈愛が深すぎる。そして、感謝しかない。所属アーティストさん方の信頼感があって、よい演技や作品に繋がり、それがこちら側に届けられていること。いろんな思いを通り過ぎながらも俳優を辞めなかった、トップコートを辞めなかった、残す理由を考えたという方々に感謝。

雑草という例えに、相変わらず満更でもない様子?吹っ切れた感?そして、意外と綺麗な花を咲かせるんですよって言葉とそれに対する同調。こんなふうに待てたらいいのにな、信じて待てたらもっとお互いに生きやすくなるのかなと子育てに置き換えて観ていた私。どうも終始子育てから頭が離れず。仕事にも生かせるヒントもあったけど、家族のように職場の人へ気持ちを寄せるのは私には正直まだ難しい。覚悟が足りていない。

個性を潰さずに待つ、という会社は昔にはあまりなかったと思うんだけど、家族のような会社っていうのは昔からあって今は少ないような?会社経営って、やっぱり大変。社員さんとその家族の人生も一緒に背負っているし。それでも、数字は大事だけど気にしすぎてもね・・・と言ってしまえる経営者・万由美さんに畏れ入る。

 


2年前から私財を投じて財団を設立し、エンタメ界の裏方を担う人材を育成するプロジェクトも進められているとのこと。

「自分のキャリアアップや人生を豊かにするためにエンターテイメントのことを学ぶのではなく、世の中に自分をどういうふうに役立てたいのかというイメージをしっかり常に持ちながら関わっていくことが本当に大事」とのお言葉。

自己実現のためではなく、誰かのために動くという思いとそれに伴った行動が大事ということ?
画面に映るのはお若い方が多かったようだけど、その年の頃から誰かのために、滅私(というと言葉が強いかもしれないけれど、他に言葉が見つからない)で動こうと思えるのね。感心する。
ただ、俳優の◯◯さんが好き、女優の◯◯さんが好きっていう一方的な思いが強すぎるだけじゃだめで。アーティストさんたちの成功が自分の手柄だと思うような人には向かないってことなのかな。二人三脚で努力できる人でなくては、って感じ?


新人のモデル兼俳優さん、自分の強み・個性を「なんですかね?」と人に訊いてしまうところ。画面で見る限りでは、別にはぐらかしているわけではなく、本当にご自身の強みに気づいておられない様子に見受けられたけれど・・・渡辺さんはそれを、明後日の方向を向いている感じと表現されていたような。それが彼の魅力だと。ご活躍、楽しみにしております。

 

癒されたこと。渡辺さんと元気よくふれあっている笑顔の趣里ちゃん。と、松坂桃李さんの緩い笑顔。役が入っていない彼は、ほんわかされているんだなぁ。最近は遊戯王のイメージが強すぎて仕方なかったけど、あの笑顔にリセットされました。

 


以上、とりあえずの思いを記録。我が子もトップコートで働くマネさん達のように万由美さんの精神を共有できるような、誰かのために動ける人になってほしいなぁと思いつつ。そもそもそれが私の価値観の押し付けか···。渡辺さんご自身の社長以前のお話や価値観や信念を拝見して、親と子の関わりについてまた考えた。私自身は子供の可能性と個性を信じて待つこと、少しずつでもしていきたい。ついつい価値観を押し付けがちな自分を反省したい(なかなか出来ない)。背伸びせず、今の私ができること、子供との関わりの中で実行したい。自分のことを知ること、大事。本当に。