anywaytrip diary

さまざまの、まとまりのない感想

100分de名著『燃えあがる緑の木』大江健三郎 


名著91『燃えあがる緑の木』大江健三郎

 

テレビをつけたら再放送をしていて、つい観てしまった。
ほんとはWOWOWで『生きてるだけで、愛。』を観るつもりだったのに。

若い頃は失礼ながら大江さんの著書には苦手意識があって、教科書で読んだか課題図書で強制的に読まされたかそんな記憶しかなかったのだけれど、『燃えあがる緑の木』の解説を聞いていると引き込まれてしまった。
伊集院さんの解釈に引き込まれてしまった。

まだ全部は消化しきれていないけれど、書き留めておかなければと思いここに記しておく。

学生時代にどっぷりとまでいかなくとも何年も関わったキリスト教について、教科として受ける以外に感じたことを思い出した。

心が穏やかなときに読みたい本ではあるが、そもそも心が穏やかなときには気持ちに引っ掛からない本かもしれない。

正直、読むのが怖い。

だけどもこの番組の解説は、とても受け止めやすかった。

伊集院さんと小野さん、同じことを言ってるようで表現が違って、個人的にはよりフラットな言い方をされる伊集院さんの言葉が響いた。

 

読書は救世主になりうる?救い主になりうる?そういうことですか。その言葉に救われました。そういう気付きを与えてくれるこの番組もある意味私にとって救世主だと思った。

 

 

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