TVerって、図書館みたいだ。
普段、意識して継続視聴している番組でなくても、ふと気付かせてくれて見逃しを免れる。
2020年4月12日放送分の『情熱大陸』Vol.1098を視聴。
ウイルス学者の河岡義裕さん。
(敬称は「先生」とすべきなのか「教授」とすべきなのか、どれか一番しっくりで失礼がないか分からないので、「さん」付けにさせてもらっています)。
オープニングで表示されるお名前の筆跡が綺麗!と反応してしまった。
こんなときに不謹慎かもしれないけれど、こんなときだからこそ、何かそういうところにも反応してしまうというか。私が好きなタイプの美しい文字でした。
番組の内容を文字起こししたくなるほど、引っ掛かる言葉が多い。
メモを取りながら視聴。
私が今回のことで毎日チェックしている教授のサイトと同じように心が落ち着く内容だなと思った。
淡々とされている様子も、こちらに落ち着きを与えてくださるのかも。
多分、文字起こししたら、ここを偶然にも見てしまった人にどんな影響があるかわからないから、なるべく控えておこうと思う。
気になった言葉は、自分の手帳にも書き留めておく。
(少しでも気になったかたは、見逃し配信での視聴をおすすめします。)
私は今まで観た『情熱大陸』の中でも、特に印象深い回になった。
所さんの回も好きで、何となく、あれを観たときの感情と似ているかもしれない。
河岡さんの言葉で特に印象深く、好きだったもの
淡々とやる
番組スタッフから、お疲れじゃないですか的なことを訊かれて、自分は淡々とやるから疲れないって仰っていて。
その後も番組内でこの言葉が出てきて、とても冷静に淡々と研究されている様子を観て、悲観的になってはだめだなと思えた。
危機感をもって、実行に移す
この言葉も。
他にも色々気になる言葉があって、それは手帳に。
「サイエンスをするのは人だ」を貫いている人が、「でも、桜は咲く」って仰るのを聞いて、またこの番組を観て、淡々としてるけどすごく人間っぽいって思ってしまった。
対策専門会議のメンバーと聞くと、ちょっと構えて観始めたんだけど。
観て良かったと思う番組だった。
この事態に不安は尽きないと思っていたけれど、恐れすぎててはだめだという安心感をもらった。
感染を防ぐ方向で、個人個人が自分に出来ることを淡々とやるのみなんだな。
番組終盤。
番組スタッフさんが、河岡さんにある質問をした。
私は、え、その質問する?って思ったんだけど。
この番組を観ていて、「やるべきことを淡々とやる」って仰る人に、そういうの訊くんだ~と。
演出的に?それとも、番組スタッフさんも心底心配で?視聴者の代弁?とも思いつつ。
訊かなくても、番組観ていたら「ある!」って思ってるよ!と突っ込んでしまった。
それでも敢えて、ウイルス学者の河岡さんの口から聴きたい言葉だったってことなのかな。
そしたら、最後は「先生、今度ご飯いきましょう!」って話になって、河岡さんもそれに応じてらして、何か和んだ。
好きな終わりかたで良かった。
次回予告を観て、今度も見逃せない内容だと思ったのでチェックする。
ニュースや一部の番組だけでは分からなかったり、知り得ないことを知れて、不安が和らぐといいなと思う。