anywaytrip diary

さまざまの、まとまりのない感想

『情熱大陸』Vol.1099(2020.04.19放送分)も観て良かった

2020年4月19日放送分の『情熱大陸』Vol.1099を視聴。

https://www.mbs.jp/jounetsu/2020/04_19.shtml

感染管理専門家の坂本史衣さん。

前回の放送終了後の次回予告を観たときから、絶対に観ようと思っていた。

やっぱり観て良かった。

 

前回の感想は言葉を選んでここに綴ることにしたけれど、今回はより率直な感想と印象的だった言葉を残しておこうという気分になっている。

先週16日に全国へ出された緊急事態宣言。

それを受けて、私自身に心境の変化があったかもしれない。

薄々は分かっていたけれど、やっぱりっていうか、とうとうというか。

以下は個人の感想なので、もし偶然ここを見られた方にもその点を御留意いただいてお読みいただければと思います。

 

「一人で寂しく食べておれ」を聞いて、坂本さんのファンに。

そういう潔い感じに好感を持ってしまった。
不要不急の外出をしてしまう人達にも、こんな風に響く言葉を言ってくれる人が近くにいたらいいのにねと思ってしまう。

 

医療現場の方々の生の声を、加工なく聞けるのは有難いなとしみじみ思ってしまった。

家族にも今自分が看ている病気のことを言えない医療関係者の現実。

感謝しかない人の方が大半かと思いきや、そうでもないんだと画面を観て現実を知る。


個包装のパッケージに「自分を信じて」「大丈夫!心配ないよ」と載っているキットカットを、スタッフに配るために用意する坂本さんの心遣いが素敵。
本来は受験生用だと思うけど、コロナ用だと解釈されているところが微笑ましい。

 

「元気だった人が突然消えてしまう病気
年齢関係なく 一様にやられることがある
もちろん8割元気になるが 2割は重症に

亡くなる人を出さないというのが 感染対策をしている者の最終的に目指しているところではないかと思う今回は
それを淡々とやる
淡々とやるのが自分の仕事
それをやり続けるだけ 終わるまで」

淡々とやる、という言葉を聴いて、最前で向き合わなければならない人はいつだって使命としてそう感じてらっしゃるのかなと。

前回放送の河岡さんと同じことを仰るんだなと思った。

「リスクはゼロにならないけど 減らすというところで頑張っている」

 

会議で、産科の現場担当からのお話。
地方への里帰り出産が、地方の周産期施設側で拒否されているパターンもあるとのこと。

確かにその理由はわからなくでもないとの見解(移動のこととか、地方では医療資源が十分ではない等)。
破水で熱があるのは、とても普通のこと。
~の諸々のお話は、普通にニュースを見てるだけでは知らないことだったので、このシーンが放送されていてよかった。

 

少なくなってきている医療資源の代用品を考えて提案し、製作依頼することも坂本さんの仕事。ほんと、多岐に渡っている。

番組前半部分であった、病院内で出会うたびに会話をかわすのは長年勤めているから知り合いが多い···だけじゃなくて、今のこの状況でも協力してくれる人たちって表現されていた方に重きがあるのかなと勝手に想像してしまった。キットカットの話のときに、坂本さんは同僚の方からお母さんみたいって言われていて。でも哀しいかな、母の愛情が届かない人もいたりする?私はこの番組を観て、勝手に感謝と応援の気持ちになっている。どうか宜しくお願いしますと。


今回も前回放送に引き続き、「希望はありますか?」の質問。
緊急事態宣言が全国へ出された翌日。
坂本さんの回答は、
「希望はあります。いつか終わります。前に進んでいるということは、終わりに向かっている。前に進めば、終わりに近付くという気持ちで、毎日毎日を進んで行っているような状況です」。
坂本さんの闘いはこれからが正念場とのこと。
そんなお忙しい時期にこの取材を受けられて、現場からの様子や心持ちをお知らせしてくださったことに感謝します。

 

次週はショートショート作家の田丸さん

情熱大陸

この時期にこの放送も有難い。気分が晴れそうな気がする。

Vol.1100も楽しみにしている。

 

2020.04.23現在、前回のVol.1098は放送から一週間を過ぎても、TVerで観られるようになっている。

より多くの人に観てほしいという意味で、そのような対応になっているのかなと思った。確かに、個人的にもおすすめの回だった。