anywaytrip diary

さまざまの、まとまりのない感想

『美食探偵 明智五郎』第6話 感想

今回は視聴前に、一部特殊な場面ありとの情報とその撮影風景画を目にしていた。画面で観るとどんな風になっているのだろうと期待しつつ、一旦ストーリーが始まるとすっかりそれを忘れてしまっていた(テロップ)。

明智母のキャラが、初登場時よりフランク。そのギャップに驚きつつ、ストーリー内で変化もあり。母親として明智の事を心配しているシーンは興味深く拝見。

苺は明智母が言った“適当”の意味をはき違えている。どうでもいいの適当じゃなくて、相応しいの適当かと。そういう一つのエピソードでも、マリアさんと苺の対比に生きてくるのかな。マリアさん明智に対する想いは、苺のそれより深い慈愛が感じられるから。 

マリアさん、勘違いしていてごめん…の流れ。なぜ伊達とマリアさんのシーンが先にあったのか、ここでようやく理解。

推理小説みたいだな~と思いながら、謎解きを聴く。愉快。 

突飛だけど面白い展開。

働くとは、と考えながら、でも働く以外に、生き方全般に繋がっている話。

扇屋百貨店の役員にまでなった伊達、はき違えている。明智の放つ“失格”は厳しい言葉だけど、経営とはそういうものなんだと思う。生まれながらの差は仕方ないし、自分が力を得たいならその差を埋める方向で進んでいかなくてはいけないのに(どこかの動画で聴いた見解と似ている台詞だなと思いつつ)。生まれを恨むのとは違う気がする(このシーンで、明智は経営者の素質がありそうだけど、苺には使えないクレカを提示してばかり。苺の料理の腕を離さないためのつけ払いなら、解らなくもないような)。

明智の「悪くない」の始まりは、まさか幼児期に触れた伊達との思い出だったとは。ピンポイントで覚えているのとか、よっぽど印象深かったんだろうな。(かつ丼を食べるなら、かつ屋より蕎麦屋) 。明智は幼い頃から、いいと思ったものは隔てなく採り入れて生きてきたのかな。だからこそ明智母の「その前に誰か適当な人と」っていうのは、子の性質を理解している親心だなとも思う。

苺ちゃんが小芝さんでよかったと改めて。可愛いだけじゃなく面白い演技を違和感なくされる演者さんは好きだなぁと。勿論シリアスな演技も。桃子のシーンは今週も楽しみだったし、警部&警部補のお二人も欠かせないよな~と。上遠野さんのボイパ?(ラップ?)も苺に負けじと良かった。

炎の中で頬に手を。先にマリアさん明智の頬に、そのあと明智マリアさんの頬に。そして、明智から寄せてたんだなぁマリアさんを。予告では分からなかったから、ここでもマリアさんを誤解してた。悪い人設定なのに魅力的に見えるのは、小池さんだからなんだろうか。ファミリーには悪いことをさせているのに、対明智でみると惹かれるものがある。 疑ったことを素直に告白し詫びる明智、人は誰でも間違えると赦すマリアさん。そういうところなのかな。

前回は林檎のマリアファミリー定着を心配していたのに、今回の彼女があまりに生き生きしていて今後が楽しみ。林檎の発言に触発されて、シェフの想いがユダにならないことを祈る。それともこのファミリーは、そういうのじゃないのかな。自己に気付かない?…原作を先に読むと解決できる謎なのか? 

特殊な方法で···のシーン。事前情報からイメージしていたのとは違っていた。もっと苺の想いがストレートに言葉で表現されているかと思いきや、意外と曖昧。あれでは明智のような人には真意が届かないんじゃないかな…と勝手に心配。あのときの明智の表情はどういう感情なんだろう。苺の自分に対する好意に気付いて動揺?気付いてないけど泣きじゃくる苺に戸惑ってる?側にいてくれないと困るのは、美味しい料理を食べたいから“だけ”という意識が強いのかなとか。あれこれ考えつつ。

マリアさんだって料理上手なわけだし、行動に難はあれど人として惹かれてしまうなら苺よりマリアさんなのかな明智的には。 でももし、マリアさんの弱さより先に苺のそれに触れていたとしたら…明智の気持ちはどうだったのかなと思ったりした。

 

このドラマは、今までの好みとは違うタイプの物語。普段はゾクゾクする感覚の面白さを求めて映像を観ることをしないので、とても新鮮に感じる。この面白さに出合えて良かったと思う。 全編通して「これって実際にありそう」というのではなく、コメディーと実際にありそうかも?を行き来しつつ、展開の中に時々物事の本質も入れつつ···そういうところがとてもいい。 

次回からしばらくは特別編とのこと。この物語をより深く楽しめる放送になるようで、待ち遠しい。

  

別件の備忘録:本日お昼の呟きがVol.23を越えてきて、粋。聡くて深い。