anywaytrip diary

さまざまの、まとまりのない感想

『MIU404』第4話 感想

ほぼほぼ全ての登場人物が魅力的、と感じた第4話。

一番の収穫は黒川さん演じる謎の女のことが少しわかってきたこと。羽野麦(はの むぎ)の「は」と「む」をとって、はむちゃんと桔梗から呼ばれている。彼女がなぜストールで顔半分を隠したり、水族館で桔梗と言葉を交わさなかったのか。そういう事情も見えてきて、今後も気になる存在に。どうか生き抜いてほしいし、自由に生活できる日よ来て!とかなり感情移入気味。

 

陣馬さんのシーンも多めで眼福。オンオフの人柄、桔梗のことを心配しての仕事ぶり、九重を心配しすぎて言った言葉が空回りで返ってくるところ。ドラマのなかでいろんな役割をしているな~と。職場や同僚との居酒屋シーンは好意的に観ているけれど、果たして家庭内の陣馬さんとは···?とちょっと下世話な見方もしつつ。(家でも外でも完璧な人って居るんだとしたら、それはそれで素敵だけども)。

 

特に印象的だったのは、屋上でメロンスムージの桔梗と志摩が話しているところへ、空気を読んで後から合流する伊吹···のシーン。空気も読める伊吹、すごいじゃん!となってしまった。照れてる?志摩もいい。志摩→桔梗への想いを疑っている視聴者は私だけではないんだろうなぁ。毎回伊吹を通してその話題に触れてもらってるのが楽しみでもある。

 

美村さんと言えば、お書きになる文章が素敵で、私のなかでは女優さん≦文筆家なイメージが強かったのだけれど。心惹かれる文章の人の演技にも、もれなく惹かれるという事実。今回演じられた青池透子の最期は哀しかったけれど、強く生きていたんだなと泣きそう。綺麗に生きるって言葉はそうそう使うことがないようでいて、そう考える人生もあるっていうのは、本当に人生って色々なんだなと。

彼女の人生って、という志摩の言葉に、彼女の人生は他人が決めることじゃない的に返していた伊吹。と伊吹の言葉を受けて納得したような志摩の表情。第4話は軽めじゃない伊吹が多く見られた。艶っぽい人。(二路ちゃんっぽい。)

 

このドラマは綺麗事とそうでないこと、組織を優先することと人としてこうありたいと思うこと、等を毎度考えさせられていい。現実世界のもやもやを考えるとき、一方だけでなく、もう片方や違う角度からも考えるきっかけになる。

桔梗vs部長のやりとりとか。部長の言い分も解るけど!と思いつつ、バスが高速を手前で降りるシーンで桔梗の判断はそう来たか、とか。でも、はむちゃんのことは妥協しないって宣言するのとか。(殆どの登場人物は好きなんだけど、どうもこの部長のキャラは苦手。現実とリンクするから。)

どのシーンも見逃せないし、1話完結といいつつ微妙にエピソードが繋がっているところが余計に愛着を深めてくれる。

つぶやきシステムと九重の若い感性も。第3話では彼の行く末を心配させておいて、第4話では「やればできる子じゃない!」って可愛がらせてくる。

志摩と伊吹、格好いい!ってだけじゃないのが、観ていてますます面白いドラマ。