anywaytrip diary

さまざまの、まとまりのない感想

『MIU404』第10話 感想

相変わらずの個人的感想。#10、しんどい回。久々だこんなドラマ。でも嫌いじゃなくて、観てて良かったと思ってる。物語を通して、勝手に現実世界にも置き換えて、自分の行動を振り返りながら観るのは嫌いじゃない。

いつもは一人時間の取れる土曜の早朝に、一人でこっそり初見するのが醍醐味。物語にどっぷり集中したいから。それが今回はいつもと調子が違って、金曜の夜に一人時間を確保出来てしまった。そして観てしまった。リアタイされるかたって、毎回こんな心持ちで眠りに入られているなんて、ちょっと尊敬する。そして寝る前に#10を観て、実は後悔している。なかなか寝付けない衝撃。

いつもみたいに気安く感想を書けない気分。これまでも一番好きな登場人物のこと。直前までは映っていたけれど、決定的な場面は映し出されなかったから。助かっていると信じたい。でも、文字予告を読むと···どうなんだろう。志摩の落ち込みとは。先週の、或る一人の、を飛び越えないでほしい。次回の最終回を見届けるまで、私の判断は保留。

4機捜の面々、特に桔梗隊長と志摩~伊吹とゆたか~翌朝の志摩と伊吹···の流れ。大変興味深く拝見。特に桔梗隊長×志摩のシーンは色々詰まってて、貴重。それあってからの、翌朝の志摩。伊吹に隊長への想いを伝えてるところ。いやもう、ほんとにすっかり仲良しなバディなんだな~と。志摩が伊吹寄りに成長してる~(微笑ましい)と思った。隊長は志摩のこと気付いてるのかどうだか。気付いた上で演じてた?全く気付いてない?いずれにしても、あんな風に写真を見せながら絡むのって、可愛らしい人。うどんが冷めるのを気にしつつ、冷めても大丈夫って志摩に言われたら、「じゃ、いっか」とあっけらかんと言う桔梗さん。そういうとこですよ(好き)となる。それにしても、10年も相手に気付かれず片想いって、志摩すごいな。

前向きなはむちゃんの台詞、好き。退院していて良かった。

ゆたかと伊吹が向き合ってるシーンも好き。子供の疑問にはちゃんと答えること、綺麗事だけじゃなく、ちゃんと伝わるように伝えようって、自分自身を振り返り。弱くちゃだめじゃーん!って言われても、それに同調しておしまいじゃなくて、ならどうすればいいかまで答える伊吹。格好いい。志摩が言ってたって、志摩の考えアピールもしてさ。伊吹って時々変だけど、スタンスが格好いいな。

九重くんと陣馬さんの居酒屋シーン。かなり好き。九重くんが陣馬さんにすっかり心を開いてくれているのが分かるし、「うんざりするほど恵まれてますよね」って自覚してて、それを素直になんの躊躇いもなく陣馬さんに言ってしまえるところ。成長の伸び代ありそうだなと。上に行っても染まらないで(でも組織にいれば仕方のないこと)って思うけど、無理なことがあったら自分自身の思いも大事にして、とも思えてきて。母親目線で観てしまった。あとで父親に(敬語で)噛みついてるシーンがあったので、内心ではまだ納得していないんだろうけど。父親にもはぐらかさずに、陣馬さんみたいに言ってほしかったのかな。現場を知っているからこそ、無傷でキャリアに上り詰めて古い組織を変えていけ、お前がそれをしなくて誰がするのだ、恵まれた環境を最大限(良い方向に)利用しろ、的な。陣馬さんと九重くんの、バディ誕生~成川取り逃がし~成川罪重ね~成川確保までの出来事、九重くんだけじゃなく、確実に陣馬さんのスイッチにも繋がっているんだろうな。出来たことを数えるって言ってた陣馬さんが、過去の取りこぼしを九重くん絡みでこれまでとは違う方法で掬い上げようとしてて、あんなふうになってしまったのかな。どうなんだろう。決して一人で行動してた訳じゃないのに、これまでの常識が通用しない相手と遭遇してしまって。画面のこちら側から、止まって!って思わず目を背けてしまったあのシーン(でも音がつらい)。陣馬さん、どうか間に合って。

CMタイムの途中くらいで入ってくる、その後の流れダイジェストみたいな映像で嫌な予感はしてたんだけど。そのうちに、イライラするエピソードが入ってきて、さっきまでの嫌な予感どころじゃなくなって、思わず時計を確認。糸巻さんのお手柄!を深く喜ぶ間もなく、どんよりな気分に。怒りっていうよりは、どの言葉が的確か···目の前に映し出される映像は真実でなく、でもそこに嘘の綻びのヒントはあって。そのヒントを見付けるには、過去の自分の本物に触れた体験がベースになっている。情報の出処を調べもせず、偽物かどうかも疑わず、もしかしたらそんなのもう慣れっこになっていて、「疑うこと、考えること、判断すること」がすっかり抜け落ちているのかも...だとしたら、怖いことだ。久住だけが怖い訳じゃない。知らずに、気付かず、もしかしたら無垢な親切心で加担なんて。それこそ怖すぎる。先週の終わり、久住ばっかり悪い人みたいに言って申し訳なかったわ。確かに今週も久住は恐い人だったけど(別の名前で呼ばれてるシーンがあった。久し振りに訪れたシェアオフィスで、オミ?って呼ばれてたような)。

どっちの道に行くか、のシーン。私なら右を選ぶと思ったんだけど、伊吹たちは違うのか~と。途端に自分が非情に思えて、正義の味方には向いてないなと改めて。左の方角には自分達じゃなくても別の部隊が行ってくれるよ(そう遠くはない時間に)っていう思いよりも、今現在現場に一番近い自分が向かうという判断の伊吹。それに従う志摩。ゆたかと伊吹の会話の体現ってこういうことなのかな。

あと、今までで一番、メロンパン号に同情した(落書きされてた時よりも)。今までは、結構目立ってる車なのに都会では目立たないのか~なんて思っていて。許可なくパシャパシャ撮ってる人たち、怖すぎる。

全部繋がってる···志摩があの時RECに名刺を渡さなければ、とかそんな単純な話ではなくて。観てるといつも頭の片隅で志摩の作ったピタゴラ装置を転がる玉が浮かんでくる。誰と出会うか、そのタイミング、選ぶ道はどっちだ、とか。スイッチの切り替えもそう。野木さんの頭の中ってすごいな。観ているこちら側の感情を揺さぶられっぱなしの#10。身心健康状態じゃないと、観るのツラいわーとなる。気分転換に明るいタイトルのトプコ勢新曲を聴いてみたい気分だけど、今週は推し曲をリピート中なので週明け以降にしよう。