anywaytrip diary

さまざまの、まとまりのない感想

『大豆田とわ子と三人の元夫』第9話 感想

今回も最高に良かった。色々あった回だけど、一番はとわ子と唄が印象的だった。

ふ~んの唄はママに似てる、と言う八作。耳に残る台詞。

無意識過剰マンな八作に「ごめんなさい」と謝る慎森。可愛い。八作の嘘に気付かないところも。

騙されている慎森にひとしきり付き合ったとわ子。八作を見破れたのは、それだけとわ子が八作をよく知っている、ということの表れ。
「愛がひとりぼっち」という歌。実在するのかと思わず調べてしまった。

松林さん、いい人だった!とわ子の家でのシーン、好き。会社のことを考えてくれている部下がいるとわ子は恵まれているなぁ。

僕の人生は間違えてばかりだ、と言う慎森。何か妙に素直。マディソンのことを調べにわざわざ先輩の家にまで訪ねていくなんて、どんだけとわ子のこと好きなんだよって。報われないって気付いているのにね。

ポケットから千円って替え歌、とわ子。
そこに、(端から見ると暴走な)慎森。でも、いいこと言ってた。とわ子も。シナリオブックで保管しておきたい台詞たち。

大史は、働くとわ子を否定してないけどね。そこだけ慎森の勘違い。

(オペレッタでの物音は、慎森?なわけないか…かごめの魂?)

大史は、やっぱり怪しい。格好いいけど、怪しい···こんないい人いる?ってくらい魅力的すぎて、逆に怪しく思ってしまう···。待ち合わせ場所での能天気な言い様。マレーシアのこと、写真だけしか見せてくれないのにも不安は残る。

慎森が余計なこと言わなきゃ、とわ子は大史のパートナーになっていたのかな。インターホン越しの八作から聴く言葉をどんなふうに受け取ったんだろう。慎森が何も言わなくても、変わらなかった?

とわ子に電話してきた唄。唄の言葉は的確。母をよく見ている。唄にコーラ買ってきてと頼むボーイフレンドの西園寺くん。それに従う唄。それに違和感を感じていると母とわ子。一人でも大丈夫になりたい?誰かに大事にされたい?と問いかけられている…今回、このシーンが一番好きだった。コーラを買いに行くのは、電話を切る口実じゃないよね?だとしたら、唄の将来が心配…なんて思ってしまったけれど。どうなんだろうなぁ。似ているところがあったとしても、所詮親子は別人格だからさ。唄ちゃんには、親元を離れてからも心身健やかであって欲しいのだけど...ただそれだけ。

とわ子を引き留めない大史、いい人だったんだなぁ。慎森が余計なこと言わなければ、とわ子はまた新しい人生を始められていたのかな。あんなふうな別れ方だと、また会うことがあっても普通で居られそう。

三人で生きていく…って言うとわ子の言い分は、ちょっとよく分からない(私には)。二人は生きてるんだからさ。そんなふうに八作に言うなら、大史とパートナーになれば良かったのに…なんて思ってしまう。今までの生き方を変えるのもありなのかもしれないって、一瞬でも唄と西園寺くんの関係性を見て思ったんじゃなかったんだなぁ。

かもしれない話をしているとわ子と八作。かもしれない話だから、いいんだよね。かもしれない話だからさ。現実と、かもしれない話は別物だもの。

次回、とうとう最終回。またひと波乱ありそう。ほんと、キャストの人選が最高過ぎるこのドラマ。楽しみで仕方ない。