オープニングの小話、まさか続くと思ってなくて。
挨拶しない男、大阪編の最終回までに言葉を発するのか?
望遠押し付けの年配者へ、千明さんはこちらの意思を伝えるのか?
気になり始めてしまった。
第6話で完結の大阪編だからか、ちょっと急ぎ足だなぁと。第4話にして私の中で確信になりつつある。諸々の事情の中で、三十分間の一話に二つの建築物を入れるのって、仕方のない部分もあるのかもしれないけれど。そこに藤ちゃんの相談事も入ってくるしね。視覚に訴えるものより、耳からの情報が過多な感じ。
第4話の名建築は、日本銀行大阪支店旧館と大阪ガスビルディング。
日本銀行大阪支店旧館は、東京駅や日本銀行本店も設計した辰野金吾によるもの。外観からして、クラシックで重厚な雰囲気。アーチで重量を分散した階段が特に素敵だった。
御堂筋に面したバルコニーから見える道路。以前は6mだったものが44mの幅に拡げられて、地下鉄も出来たんだって。2017年(平成29年)5月11日で完成80周年を迎えたらしい。
大阪ガスビルディングは、「モダニズム建築なのに無機質じゃない」って千明さんが言ってた。なるほど。
今回も戦時中の話があった。攻撃されないように外観を暗色に塗られたガスビルディングの写真。そのシーンでは、つい気持ちがどよんとしてしまって申し訳ないような、何とも表現が難しい感情になったり。
以前は大阪城が見えていたらしい。時代の流れと共に、建物の高さ制限が変更されて周りに高い建物が建ってきて見えなくなったとか。
映ったレストランの名前が率直で好き。名物カレーと伝統の洋食ランチ。エビフライにタルタルソースって、昔ながらのレストランでランチに食べるのが似合うメニューだと思う。
どこかで聞いてずっと心に残っている「人の為と書いて、偽善者の偽」っていう言葉を思い出しつつ。藤ちゃん、何故にそんなに美和に突っ掛かるんだろう。考えてみたけど、ちょっとよくわからなかった。
藤ちゃんが部屋に戻ったときに曲がっていた玄関マット。気になる···と思っていたら、美和が出掛けるときに直していてすっきり。
次回が気になる終わり方···美和の思考を藤ちゃんが理解するきっかけになる····?と思ったり。
今回もTver視聴。