anywaytrip diary

さまざまの、まとまりのない感想

『名建築で昼食を 大阪編 』最終話 感想

第6話の最終話は、よくある最終回っぽくない雰囲気だった。またいつか続きがあるよねっていう余韻を感じられた。

 

オープニングの千明さん、諸々解決。挨拶しない男子がイヤホン男子と判ったし、カワセミおじさんともまぁまぁ。犬とも和解。上機嫌な千明さんを見られて嬉しい。

藤ちゃんは終始ハイテンション。美和とのことが納得できてすっきりしたから、そうだったのかな。

 

大阪のシンボル、大阪市中央公会堂大正7年(1918)年に開館。

藤ちゃんのテンションの高さが半端なくて、そんなにすごい建物なのか~と思いながら視聴。(アウターの後ろのデザインが凝っていて、建物によく似合っていた)。

大集会室に100年以上も前からある椅子。座椅子をあげると、帽子を掛けられるようになっている実用的なデザイン。

私は特に特別室の内装が好み。東の窓にある大きなステンドグラスは外側が凸レンズになっていて、室内からレンズを覗くと上下が逆さまに見える。またそのレンズは、外からの光を拡散している。モチーフのデザインも凝っている。大阪市の支章「みおつくし」とか。室内全体は洋風な外側に、神話などの和がばっちり入っている不思議な雰囲気。千明さんの言葉を借りれば、「独特の世界観」。

 

昼食は大阪府中之島図書館にて、北欧の伝統的な家庭料理であるスモーブロー(オープンサンド)を。北欧って聞くとスウェーデンを思い浮かべてしまったけど、藤ちゃん曰く、スモーブローはデンマークの家庭料理。千明さん曰く、デンマークのお寿司、らしい。

ここで話していた二人の会話、千明さんの台詞、相変わらず心に響く。

 

藤ちゃんもエンディングで言っていたけど、私もこのドラマを観て大阪のイメージが変わった気がする。

千明さんが、中之島はパリのセーヌ川沿いの街並みに倣って開発されたと言っていた。その台詞の時、ちょうど映っていた街灯もパリっぽい。ドラマの終わりかたも余韻を残していて、フランス映画っぽかった。最後に千明さん、やっぱり犬に吠えられていて、人ってそんなにすぐ変わらないし、それはそれで仕方ないよね~と思ったり。

なんだか、らしいエンディングで安心した。

 

大阪編は、珠玉の照明集で終わり。

名建築の照明だけでなく、千明さん行きつけの喫茶店や美和の自宅のも可愛かったし。前作の階段集も素敵だったけど、今回の照明集にも癒された。

 

またの続編も楽しみにしています。